下半身や太ももの痛み・しびれ
2023/06/19
下半身の痛み・しびれについて梨状筋のトリガーポイントのお話をしていきます。
梨状筋とは
梨状筋は仙骨の前面から起こり、大腿骨の大転子で停止しています。
梨状筋の問題によって生じる痛みには、梨状筋が坐骨神経を圧迫して起こる梨状筋症候群という病態があります。これは、男性よりも女性が罹患する割合が高く、男女比は1:6です。
一方、梨状筋にトリガーポイントが存在することによっても、神経の圧迫が起こったり、臀部、骨盤の領域に痛みが放散することがあります。
梨状筋が緊張したとき、坐骨神経や他の大きな神経、さらには血管が圧迫されることがあります。トリガーポイント自体が筋肉を緊張させる原因となっている場合は、トリガーポイントが圧迫を起こす一因となっている可能性があります。
トリガーポイントが梨状筋症候群の直接的な原因ではないかとも言われています。
症状
・仙腸関節の範囲、お尻や太もも後面に放散する痛み
・梨状筋が緊張や膨隆し、坐骨神経を圧迫されると、痛みがふくらはぎや足の裏まで広がる。そしてお尻の筋肉が萎縮し、足がしびれ、歩くのが困難になる。
この症状に当てはまる方は梨状筋のトリガーポイントが原因かもしれません。
下半身や太ももの痛み、痺れでお悩みの方はお気軽にご相談ください。