筋膜とトリガーポイントの関係性
2024/02/10
前回のブログで筋膜についてご説明させていただきましたが今回はその筋膜とトリガーポイントの関係性についてご説明していきます。
まず、トリガーポイントと筋膜には密接な関係があります。
1.痛覚の発信源
トリガーポイントは特定の筋肉内の局所的な硬結(触れるとコリコリしているところ)であり、これが筋膜を刺激して痛覚を発信することがあります。筋膜とトリガーポイントの交互作用により、局所的な痛みや不快感が生じることがあります。
2.筋膜の硬直性とトリガーポイント
筋膜が硬直していると、トリガーポイントが発生しやすくなります。
硬直した筋膜が周囲の組織や神経に圧力をかけトリガーポイントが形成されることがあります。
3.トリガーポイントの解消と筋膜の柔軟性の向上
トリガーポイントを解消することで、筋膜の柔軟性が向上します。
逆に、柔軟性のある筋膜はトリガーポイントの発生を防ぎやすくなります。
4.筋膜の制約とトリガーポイントの影響
筋膜が緊張して制約されると、トリガーポイントの形成が促進され、その逆もまた真です。つまり、筋膜とトリガーポイントはお互いに影響し合っています。
5.治療の効果
トリガーポイントと筋膜に対する適切な治療は、両者の関係を改善し、痛みの改善し、痛みの緩和や筋肉の機能向上に寄与します。