肩腕の痛み・しびれとトリガーポイント(棘上筋)
2023/01/30
今回は棘上筋のトリガーポイントについてお話していきます。
棘上筋とは
棘上筋は、棘下筋、肩甲下筋、小円筋とともに腱板を構成する筋肉の1つです。
この筋肉は、肩甲骨上部と上腕骨に付着し上腕骨を固定し、腕を挙げるなど体幹から腕を遠ざける作用があります。
症状
・肩関節の外側の痛み、しびれ
・上腕〜前腕の外側〜手首の痛みやしびれ
・安静時の痛みは鈍く、腕を上げる様な運動時に痛みが増悪する
・肩がコリッやパキッという音がするのは、おそらく硬くなった筋肉が肩関節に正常な滑りを妨げているためである
原因
残念なことに、肩周囲の痛みは、詳しい原因を調べることなく、腱板損傷と診断されることが多いようです。
しかし実際には、腱板損傷ではなく、トリガーポイントによる関連痛が痛みの原因となっている可能性があります。
また、滑液包炎とトリガーポイントは同時に発生することもあり、棘上筋にあるトリガーポイントの痛みは、三角筋下滑液包炎による痛みとして誤診されることがあります。