寝起きの痛みは何が原因?
2024/05/09
こんにちは!
院長の饗庭です!
当院の患者様で日中は痛くないが「寝ている時に痛くて目が覚める」や「寝起きが痛い」という方がいます。
その様な方がよく言うのが「枕やマットレスが悪いのかな?」です。
そこで痛みと寝具の関係性について解説していきます。
寝返りと寝具
まず、寝ている時に寝返りがうてているかが重要です。
睡眠中は布団と接している身体の部分に体圧がかかりますが、適度に寝返りを打つことで身体にかかる負担が軽減され睡眠の質も高まります。また、体圧がかかっている部分は血行が悪くなってしまうので寝返りを打つことで血行を促進し、体温調節をする働きがあるとも言われています。
しかし、目覚めると身体が痛いという方はよくよく考えてみると寝た時の姿勢と同じ姿勢で起きることが多いと思います。
日常の姿勢や生活習慣などによって筋肉が硬くなり柔軟性がなくなると、睡眠中に身体を上手く動かすことができずに寝返りの回数が減ってしまいます。
また、柔らかすぎるマットレスは身体が沈み込んでしまうので寝返りを妨げてしまいます。そしてパートナーや子供と近い距離で寝ていると人数に合ったマットレスでないと寝返りが打ちにくくなります。
寝返りを打ちやすくする為には
ここまで読んでいただいて「寝起きの痛みを改善させるには寝返りが大切なのか~!」「ほな寝返りが打ちやすいようにマットレスや枕を新しく買おう!」と思われたと思います。
しかし、ちょっと待ってください!!!
確かに良いマットレスや枕を使うことはすごく良いです。
そりぁー各寝具メーカーの方々が研究に研究を重ねて作っているので良いに決まっている!!!!
でも、高級マットレスを使っても痛みが改善しないという方が多いというのも事実です。
それはナゼか?
上記でも軽く説明しましたが、長時間のデスクワークやスマホの使用など長時間同じ姿勢での作業、また家事や育児など日常生活での負担全般により筋肉が硬くなり柔軟性が低下しているからです。
なので、まずしっかりと筋肉をほぐしエクササイズなどで筋肉のバランスを整えできるなら適度な運動をしましょう。
これを行った上で良い寝具を使うのはアリだと思います。
睡眠中の痛みや寝起きの痛みでお悩みの方はお気軽にご相談ください。