ぎっくり腰(急性腰痛症)
2023/12/04
ぎっくり腰とは
ぎっくり腰は医学的な病名ではなく、正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、急激に発症した腰痛を指します。激しい痛みを伴い、欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれます。
ぎっくり腰の原因は?
ぎっくり腰は突然起こると言われますがくしゃみをした時、起床時や重たい物を持った時などぎっくり腰になったきっかけは様々です。
ぎっくり腰の原因は「筋肉」が原因なことがほとんどです。筋肉に許容以上の負荷がかかってしまい筋繊を損傷する、または「筋痙縮」と言って筋肉が痙攣を起こしてしまい緩むことができなくなってしまっている状態です。
筋肉の緊張が解けない状態なので自律神経の頑張る方の神経(交感神経)が興奮していて筋肉が緩みにくい状態になっています。
ぎっくり腰は突然なるとは言いましたが、日々の小さな負担が積み重なって、ある日些細なことをきっかけにして弾けてしまった時にぎっくり腰が起こります。小さな負担は、仕事やストレス、家事、育児、など様々です。強い痛みは、あなたへの「少し休ませて」という身体からのサインなのです。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の症状はとにかく強い痛みです。とにかく痛いです!!
動かなければ痛みは感じにくいですが、寝返りをする、椅子から立ち上がる時などにズキっと激しい痛みが起こる、屈む、背中を伸ばすなどほとんどの動作に支障をきたすことがほとんどです。
ぎっくり腰はどのくらいで治るか?
多くの場合は激しい痛みは数日で改善していき1週間から10日ほどで完全に良くなていきます。
ただ、損傷具合や仙腸関節(骨盤の部分)にも炎症があるなどの場合はもう少し時間がかかります。
ぎっくり腰の施術
痛みの原因になっている筋肉を特定し緩めてあげることが重要です。
ぎっくり腰の施術ですがトリガーポイントの考えでいくと腸腰筋や中臀筋がキートリガになります。
また、「頑張る神経の交感神経」が優位になっているので「リラックスの神経の副交感神経」を優位にし筋肉が緩みやすい状態を作るのも重要になります。
そして筋肉の動きを補助するためのテーピングも効果的です。