脚の痛み、しびれの対処法!!○○筋をほぐそう!
2023/06/01
今回は、お尻の筋肉(小殿筋)のトリガーポイントについてお話していきます。
小殿筋とは
小殿筋は殿筋の中で最も深部にあり、股関節を越えて骨盤と大腿骨に付着しています。
歩行時に、体重が反対側の足に移り変わる時に、股関節の位置を保持する補助的な作用があります。
症状
・脚の外側から足首への放散痛
・殿部後面に痛みが生じ、歩くときに足を引きずる原因となる
・殿部を越えて下肢後面からふくらはぎへの痛み
・ランニングや散歩をしたり、患側を下にして寝ると、目が覚めるほど強烈な痛みが生じる
・しばらく座った後に椅子から立ち上がることが困難である
小殿筋のトリガーポイントからの関連痛は、下肢の外側面または後面に放散するため、坐骨神経痛と
誤診される可能性があります。ただし、下肢を下る痛みの80%は、椎間板ヘルニアや脊髄の狭窄などの神経の圧迫による関連痛ではなく、小殿筋やハムストリングスのトリガーポイントからの関連痛です。
そのため、下肢痛は坐骨神経痛のような神経の圧迫によるものだけでなく、トリガーポイントからの関連痛も類似した症状を示すことを知っておきましょう。