小中学生の筋トレ身長が伸びなくなるってホント?
2024/09/26
こんにちは、院長の饗庭です。
「小学生、中学生は筋トレすると背が伸びなくなる」というのは昔からよく言われていますが本当なんでしょうか?
ゴールデンエイジ期に筋力トレーニングを行うことで、身長などの成長を止めてしまったり、身体を痛めていまうのではないかと心配される方は多いと思います。
そこで今回は、子供が筋トレを行う際の年齢別で見た筋トレの選び方や注意点を解説していきます。
ゴールデンエイジとは
ゴールデンエイジとは9歳~12歳頃をいい、神経系の発達がほぼ完成し動きの巧みさを身につけるのに最も適している時期です。
13歳~15歳頃以降をポスト・ゴールデンエイジといいますがこの頃は身長や体重が著しい時期になります。
この時期は、骨格の急激な成長によって技術や感覚にズレが生じ、思うように身体を動かせず、スキルをうまく発揮できなくなったりします。
いわゆるスランプに陥りやすい時期です。
筋トレをすると身長が伸びなくなる?
結論から言うと「筋トレにより身長が伸びなくなる」は迷信です。
このようにいわれている理由の多くは、筋トレをすると筋肉が硬くなり骨の成長を妨げ子供の成長に悪影響を与えているという情報が広がっているためです。
むしろトレーニングや運動を行うことによって成長ホルモンの分泌が促されるというメリットがあります。
しかし、「じゃあガンガン筋トレすればいいやん」というわけではなくスキャモンの発育曲線を見ると筋肉が発達しやすい時期は高校生くらいの時期なので小中学生の時は神経系トレーニングを行い動きの巧みさを身につけ、高校生以降からウェイトトレーニングなどの筋力アップのトレーニングを行うといいでしょう。
まとめ
筋トレをすることで身長が伸びなくなるということはありませんが成長曲線に合わせたトレーニングをしてきくことが大切だと思います。
「どのようなトレーニングをしていいかわからないよー」とお困りのお父さん、お母さんはお気軽にご相談ください!
あと、子供といえども競技を続けていると疲労が溜りケガをしたり筋疲労から痛みが出ますのでよく気にかけてあげてケアもしていきましょうね!