マッサージの適切な強さとは
2024/07/03
こんにちは!
院長の饗庭です!
最近、SNSで患者さんが「ギャー」と叫ぶような激痛整体なかんじゃどの動画をよく目にします。
これは動画映えするためなのかもしれませんが僕はあままり好きではないですねー。
まぁ、正しいタッチで筋肉のより深くまでリリースできる技術があれば高い効果を出すことができるのですがなんせ「揉み返し」や「筋肉の損傷」のリスクが高まります。
そりゃそうですよね、患者さんがのけ反るくらい痛い刺激でゴリゴリやったら損傷しますて。
適切な刺激量とは
適切な刺激量についてですがリリースには「表層」「リリース層」「拒絶層」の3つの層があります。
リリース層と拒絶層の境界での施術がリスクがない範囲で最も効果が高いです。
この階層は解剖学的な層ではなく感覚の層であり様々な条件で深さが変わります。
上手いセラピストこの層が深くなります。
表層
表層とは文字の通り表面のみのリリースです。
痛くはないですが触る程度なので効果も低いです。
リリース層
リリース層は痛気持ちいい刺激である程度深いリリースになりますので効果もしっかり出せます。
拒絶層
拒絶層は文字のとおり我慢できない程の激痛の刺激になります。
めちゃくちゃ強い刺激になりますので効果も高いですが揉み返しや損傷のリスクが高くなるのでおススメできません。
まとめ
筋、筋膜を効率的にリリースしていくためには施術を受ける際に身体を脱力しておかないといけませんが痛すぎると「筋性防御」といって身体を守ろうと力が入ってしまい効果的にリリースできません。
患者さんからも「どの位の強さで施術を受けるのが良いかわからない」とよく質問を受けますが答えは「痛気持ちいい程度」です。
痛気持ちいい強さがリラックスできて効果もしっかり出ます。
絶妙な強さ加減で深いリリースの施術を受けたいという方はぜひ当院にご来院ください!